生活支援工学分野
社会に役立つ実学の実践と科学的アプローチ
人間の生活を、生活の質と人生の質の観点から捉え、社会に役立つ実学の実践を科学的アプローチにより行っています。
教員紹介
- 小竹 元基
- SHINO Motoki / 准教授
高齢化、個別化、高度技術化、グローバル化などの社会変化に合わせて変遷する人間の生活を質の観点から捉え、生活に関連する学問の知見を統合し、新たな支援機器の開発、社会システムの構築を行うことで学術の進展と社会への貢献を図ることを目的としています。
移動・交通等の場面、人がものを使用する場面において、人の生理・心理・行動特性の解析と生活支援技術により、安全・安心・快適な生活を提供することを目指します。これらは、人が生活環境に適応、適合する際の仕組みを構造化し、エラー予測・回避につながる支援機器のデザインから高齢者のモビリティ、快適環境設計、ユニバーサルデザインに資する方法論の研究へとつながります。

- 二瓶 美里
- NIHEI Misato / 准教授
技術の発展に伴い、私たちの生活環境は大きく変化しました。その中で、障がい者や高齢者など様々な人たちが地域で豊かに暮らす共生社会を実現するために、私たちは人と技術の関係を改めて見直す時期に直面しています。特に人間社会の課題解決においては、工学だけではなく政策や制度、倫理など多角的な観点からの検討が要求されるため、学際的アプローチが必要です。
本研究室では心身特性や生理・心理・社会特性に合わせた支援機器のプロダクト・環境デザイン、施設や在宅ケア向けのシステム開発などの技術開発・統合に関する研究、効率的な支援機器開発および評価手法の研究、支援機器やモビリティの社会受容性に関する研究に取り組んでいます。
